2023年3月31日金曜日

2023新茶の挨拶

茶園から眺める栗原川の桜

いつも当園のお茶をご利用いただきありがとうございます。

農業用貯水池には鶯の鳴き声がこだまし、視覚だけでなく、聴覚からも春の訪れを感じています。皆様いかがお過ごしでしょうか?

当園の茶畑から見える栗原川の桜並木も満開期を過ぎようとしています。(3/28現在)

茶の新芽3/28
今年は寒の戻りが少なく、茶の新芽も順調な萌芽を迎えています。(写真は3/272週間予報を見ると、この先霜の注意報もなく、春の嵐のような突風さえなければ順調な新芽の生育が期待できます。

当園の取組

内田第一茶農協
「深蒸し茶発祥の地」とされる菊川市は旧菊川町と旧小笠町が平成の大合併により生まれた市です。当園のある旧菊川町は昨年と比較し、茶農家戸数約350戸→300戸、茶工場数4843と減っております。「78年で全滅」と冗談とも本気ともとれるような話をする方もいました。

こんな厳しい茶況の中ですが、昨年末、当園が最も多くの茶園を耕作する地域にある内田第一茶農協様より、茶工場を譲ってもらうこととなりました。

多くの方の協力を借りて、先人たちが築いてきた素晴らしい茶園風景を残すべく、美味しいお茶づくりと地域再興に取組んでおります。

商品について

春の肥料散布
各種資材の値上げ等のため、当園の商品についても今年の新茶より値上げさせていただくこととなりました。(価格据え置きの商品もあります。)詳しくはカタログ、HPをご覧ください。包材なども出来るだけ大量に仕入れることにより単価を下げるよう努めております。残念ですが、それによっていくつかの商品の取り扱いを中止いたしました。お詫び申し上げます。なお、同じ商品につきましても、内容量によって袋代や真空包装の手間が変わってきます。100gより200g200gより500gの方が少し割安となっております。たくさん飲まれる方はぜひ大袋入りをお求めください。心苦しい値上げとなりますが、ご理解どうぞよろしくお願いいたします。

最後に

貧しくなる日本といわれておりますが、最近の物価高には不安を抱きます。すべてを贅沢にたくさん消費できる訳ではないけれど、コーヒー然り、お茶然り、甘いスイーツ然り、一杯・一服・1匙を、ほっと安らぐひと時に変える、そのお手伝いを堀川園にさせてもらいたいと思います。また、今年の新茶をよろしくお願いします。

春の茶園と田んぼ