2018年4月5日木曜日

30年新茶のご挨拶



「桜が早いとお茶が遅い」
急な春の訪れで、昨年より早い桜の開花です。当園の前を流れる栗原川の桜並木も、早々散り始めています。「桜が早いとお茶が遅い」と言われますが、お茶が早く芽が出過ぎると、4月の霜の影響を強く受け、かえって芽立ちが遅くなると言われるからです。
この季節の早すぎる茶の生育は、美味しいお茶の生産と霜の影響との板挟みで、私たち生産家をヒヤヒヤさせてくれます。今のところ順調な生育状況です。(茶園風景3/29撮影)



茶出汁を用いた農商工連携
都内で和食と洋菓子の店舗展開や商品開発力に強みを持つ()竹若(本社:東京都)さんと、農商工連携事業(経済産業省と農林水産省の施策)で経済産業省関東経済産業局より法律認定を受ける事となりました。
今後は、本事業用に生産した「深蒸しかぶせ茶」を活用した新しいメニューを開発していく予定です。
平成29年度では、都内で唯一の農商工連携プロジェクトとなります。
進捗状況など時々発信していきたいと思っています。
草堆肥づくりが完成
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」※に取り組んでいる当園ですが、一年半前より、茶畑周りの刈草や、近所の造園屋さんからいただいた庭木の枝を細かく粉砕し、植物堆肥づくりをしてまいりました。
微生物豊かな土ができれば、茶樹は病気に強く健康になり、農薬も減らせます。また、土は肥料を蓄え、根は強く張り、肥料の流亡を減らすことで、環境にも優しく、肥料を効果的に茶葉へ効かせる事ができるようになります。
茶の美味しさを高めながら、環境保全、環境循環型の農業を模索しています。



※静岡の茶草場農法は、2013年に世界農業遺産として認定された、静岡県に特徴的に見られる農法です。高品質な茶の生産のみならず、豊かな生物多様性の保全にも繋がっています。 このように、農業と生物多様性が同じ方向を向いて両立していることが世界から注目され、高く評価されるようになりました。(引用)


※昨年、無農薬茶園の除草対策として入社した、ヤギさん兄妹?夫婦?について、近況を知りたいとのお客様からのご要望があり、写真を掲載しておきました。

母とチビ
















母親似の長男が生れたばかりです。遊んでほしく、すり寄って…飛びついてきます。


新入社員の紹介ばかりで、新茶のご挨拶にもなっておりませんが、お許しください。
今年も1年間、美味しいお茶づくりに精いっぱいの努力をしてまいりました。
今年の新茶をどうぞよろしくお願いします。

*       例年通り、季節天気と相談しての新茶発送となります。ご希望に添えない配達時期となってしまう事があるかもしれませんが、何卒ご理解お願い申し上げます。
*       昨年10月よりヤマト運輸の送料改定に伴い、当園の送料も見直し、実費請求をお願いしております。詳しくはHPをご覧いただくか、お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。


また、陽春のみぎり、どうかご自愛専一に、ますますのご健勝をお祈り申し上げます。              
茶づくり堀川園 一同



チビ

2018年4月3日火曜日

除草デビュー

チビの初出勤です。
たくさん食べて、ウンコもしっかり畑においてきてくださいm(_ _)m