2016年4月6日水曜日

2016年4月2日土曜日

28年新茶のご挨拶

平成28年春

凱旋山の桜と茶春陽の候、皆様ますますご清祥のことと存じます。
いつも当園をご利用くださりありがとうございます。
山々や畑は、淡い萌黄色や薄紅色を帯び、春の装いへと変わってきました。(←4/1写真)自然が芽吹く季節は本当に力強く、美しい季節です。
さて、当園もH27年秋、大きな変化がありました。
堀川園では、地元菊川市の旧東横地茶農協の解散に際し、茶工場を譲受け、運営していく事となりました。
東横地は茶処『牧之原台地』に隣接しており、台地独特の茶葉の香りは、茶問屋さんの間でも人気があります。当園の青みの深い茶葉と、東横地の香りの融合は生産者の私も楽しみとするところです。
27年冬から、東横地の皆様に徹底的に茶葉づくりに努めていただき、今を迎えております。
今まで通り私、弟、両親の家族経営の茶農家ではありますが、お茶の生産時期には東横地の皆さんの力を借り、今まで通りの上質な茶葉づくり、今まで以上の整った設備で、さらに良質なお茶を生産し、皆様に喜んでいただけるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

お知らせ

【みどり】が生まれ変わります
当園生産の『一番茶かぶせ茶』をブレンドして作られます。濃い緑を極めた商品に生まれ変わります。季節限定、数量限定の商品です。どうぞお試しください。

【喜鶴】にヒモ付きティーバッグをご用意しました
旅行の際や、一人分を手軽に淹れたい時ご利用ください。

販売終了商品
【白山】は今年より生産終了となります。ありがとうございました。

商品名が変わります(生産季節にちなんだ花の名前を付けました)
旧【徳用ティーバッグ】→新【さつきティーバッグ】
旧【粉茶ティーバッグ】→新【ききょうティーバッグ】

ほうじ茶が香り高い茎ほうじ茶になりました
焙煎すると香りが引き立つ茎のほうじ茶になりました。

袋詰めの内容量について
袋等各資材の値上がりに対応し、かつ商品品質を落とさない為に、商品によって【50g、100g】、【100g、200g、500g】、【200g、500g】での包装となります。300g詰めに対応できなくなる事、商品によっては100g詰めに対応できなくなる事がありますが、何卒ご理解ください。

今年も商品発送は春陽気次第となります。どうぞよろしくお願いします。

2016年2月3日水曜日

購入

欲しかったユンボをやっとのことで購入しました。
茶畑の整備もかなり進みそうです。
スコップと鍬の人力ではそろそろ限界です。
良質な茶を効率良く生産するのも大切ですね。

2015年12月17日木曜日

冬至のお礼状

今年も残り2週間。
皆様健やかに新春をお迎えください。

少し早いですが冬至のお礼状を書いてみました。

2015年12月14日月曜日

27年秋のごあいさつ


11月吉日
晩秋の真っ只中です。茶園の草刈をしていますと、うっすらかく汗が急激に冷えてくる季節です。栗や柿、秋の味覚も少なくなり、どことなく鳥たちの鳴き声も寂しくなってきたように感じます。
今年もひと月余りとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。本年も、当園をご利用いただきましてありがとうございました。
さて、近頃海外では空前の抹茶ブームのようで、よく抹茶の相談を受けます。オーストラリアに住む友人からも抹茶がほしいと相談を受けました。意外と抹茶と粉末茶の違いが知られていないので、簡単にご説明します。

①抹茶は碾茶(てんちゃ)を臼などの粉末状のものに挽いたもので、碾茶とは蒸した茶葉を碾茶炉という炉で、200℃程の熱風と遠赤外線で乾燥させた茶葉を言います。上級な碾茶は、茶の木が枯れるか枯れないほどの肥料を与え、日光を遮断し茶葉の旨味を引き上げます。そうしてできた茶葉は碾茶炉による乾燥で炉香(ろか)という薫りを纏(まと)い碾茶に生まれ変わります。
②一方粉末茶は、煎茶を粉末状に挽いたものです。煎茶(特に深蒸煎茶)は、蒸かした茶葉を人肌の温度(36℃)で、圧力を加え、細く撚り込(よりこ)みながら乾かしていきます。撚り込みの工程でコクが生まれ、出来た荒茶に、火入れという二次加工を施し、撚り込みのコクと火入れによる焙煎香を出していきます。 
 煎茶を挽いた粉末茶と、抹茶では全く製造工程が違います。個人的には、煎茶は煎茶として、抹茶は抹茶として飲むほうが美味しいと思っていますが、今は使われ方が多岐にわたっているので、用途に応じ美味しく召し上がってもらいたいと思います。
 
 さて、当園では今年の秋より、小さな地元茶農協の茶工場を購入しました。来春よりメンバーを一人加え、また地域一丸となって美味しいお茶づくりに励んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

試作商品のご案内
新茶の季節に、茶畑に2週間遮光をして旨味を引き出したかぶせ茶です。本来は強烈な緑の水色が特徴ですが、強火火入れと15℃の温度で5か月間熟成させたいわゆる「蔵出し茶」ということで、緑の水色は気持ち落ち着いた色合いになっています。
変わり種商品になります。お試しくださいませ。
かぶせ茶 700円(税抜)/100g
気忙しない季節となりますが、皆さま健やかに年の瀬をお過ごしください。
茶づくり 堀川園 一同